名馬.jp

タイキシャトル

プロフィール

父: Devil’s Bag
母: Welsh Muffin
品種: サラブレッド
性別: 雄(セン)
毛色: 栗毛
生年月日:1994年03月23日
母馬所有者: Taiki Farm
産地: U. S. A.

重賞競走

'97 マイルChS G1

'97 スプリンターズS G1

'98 安田記念 G1

'98 ジャックルマロワ賞

'98 マイルChS G1

'97 スワンS G2

'98 京王杯スプリングC G2

'97 ユニコーンS G3

近況 2020年6月

26歳を無事に迎え大変元気です。一緒に放牧されている羊では物足りないようです。お友達が欲しいのかな…

JAIRS情報提供者:

繋養展示場所
〒059-2413 北海道新冠郡新冠町高江374
 
ノーザンレイク
HP・SNS等
ノーザンレイクFace Book
展示時間
09時00分~11時00分
休日
火曜日
見学休止期間
12月25日 ~ 01月08日
 
年末年始
連絡予約
3日前まで
見学申込方法
競走馬のふるさと日高案内所 TEL 0146-43-2121
見学方法
案内あり
厩舎内への立ち入り
制限有
備考
牧場で繋養している馬に勝手に食べ物を与えないでください
見学の際、必ず声をかけてください
車で見学に訪れる際は、道が狭いので駐車に充分配慮してください

同じ繋養場所にいる引退名馬

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 1997年11月16日 マイルChS G1 京都 1600
1 1997年12月14日 スプリンターズS G1 中山 1200
1 1998年06月14日 安田記念 G1 東京 1600
1 1998年08月16日 ジャックルマロワ賞 1600
1 1998年11月22日 マイルChS G1 京都 1600
1 1997年10月25日 スワンS G2 京都 1400
1 1998年05月16日 京王杯スプリングC G2 東京 1400
1 1997年10月04日 ユニコーンS G3 東京 1600
3 1998年12月20日 スプリンターズS G1 中山 1200
1 1997年06月08日 菖蒲S オープン 東京 1600
2 1997年07月06日 菩提樹S オープン 阪神 1400
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
1997年 中央 8 7 1 0 0 334,847,000
1998年 中央 4 3 0 1 0 280,638,000
合計 仏 国 1 1 0 0 0 152,449
合計 中央 12 10 1 1 0 615,485,000
年度 表彰情報
1997年 最優秀スプリンター
1998年 年度代表馬
1998年 最優秀4歳以上牡馬
1998年 最優秀スプリンター

2018年9月 ~タイキシャトルとの再会~

その名前のとおり、馬産地日高のスタリオン施設で、最も東に位置するイーストスタッド。


ここで、24歳になった1998年の年度代表馬タイキシャトルが引退名馬として余生を過ごしています。


「2017年を最後に種雄馬生活を引退しましたが、今年は2歳の新馬戦も勝ってくれたし、オープン特別を3勝。まだまだ健在というところをたくさんの方に知って欲しいですね。」


とイーストスタッドの高橋場長が笑顔で迎えてくれました。
 

夏の暑さのピークを過ぎて、ようやく届くようになった秋の風の中で、タイキシャトルは元気そうでした。


「引退してからは、今までとは違う、入り口に近い放牧地に移動させたのですが、馬自身が置かれている状況を理解したかのように気持ちが穏やかになりましたね。」


と高橋場長。


隣接する放牧地にいるメイショウドトウとは長い付き合い。


人間でいえばひとまわり以上も年齢が離れているトゥザグローリーとも適度な距離感で貫禄を示しているようにも見えました。


「手入れをするときも、種雄馬時代ほどわがままを言わなくなりました。
プライドが高い馬ですので、例えば以前は食事中に馬房に入るのを嫌がったのですが、最近は少し我慢してくれるようになりました。
今、自分が置かれている状況を理解しているのかもしれません。
ただ、普段からコミュニケーションが取れていない人とか、獣医師による注射は今でもダメですね。」


と笑いながらエピソードを話してくれました。


「そういう意味では、本当に賢い馬だと思います。
以前、タイキシャトルを担当していた装蹄師の方も訪ねてきてくれたのですが、馬は、その装蹄師の方を覚えていたように感じました。」


9月下旬現在、朝4時30分くらいから、午後1時くらいまでを放牧の時間に充てているそうです。


「朝は放牧地を元気良く動きまわるほど。
体重も増えてきましたので、体調は良さそうです。」


と現在の様子を話してくれました。


体調を見ながら、午後は軽い運動もさせているそうです。
 

取材当日も、多くのファンがタイキシャトルの放牧地を囲んでいました。


おそらく、タイキシャトルの現役時代を知らないであろう若い方たちでしたが、まだ海外遠征が珍しかった時代に、日本調教馬として欧州GⅠ競走を制し、種雄馬としても多くの活躍馬を送り出した名馬に対して畏敬の念を持っているようです。


「見学期間中は、本当にたくさんの方が会いに来てくれます。
人気は、今も昔も変わりません。
見学期間中でも、中止になる日もありますので、ご確認いただきながら、なるべく多くの方に会いに来て欲しいと思っています。」


というメッセージをお預かりしました。




追記
2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

イーストスタッドがある浦河町でも最大震度4を記録し、一時的に電力がストップしましたが、タイキシャトルをはじめとする引退名馬たちは、元気に過ごしているそうです。