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マイネルモルゲン

プロフィール

父: Mt. Livermore
母: モーニングタイド
品種: サラブレッド
性別: 雄(セン)
毛色: 鹿毛
生年月日:2000年05月26日
母馬所有者: 松浦牧場
生産牧場: 松浦牧場
産地: 北海道新冠郡新冠町

重賞競走

'04 ダービー卿ChT G3

'04 京成杯オータムH G3

'05 京成杯オータムH G3

近況 2020年11月

少し穏やかになりました。元気に過ごしています。

繋養者情報提供者:

MOVIE

繋養展示場所
〒048-2201 北海道岩内郡共和町前田418~10
 
ホーストラスト北海道 分場
TEL
0135-62-3686
HP・SNS等
ホーストラスト北海道
展示時間
11時00分~15時00分
休憩時間
12時00分~13時00分
休日
お盆・年末年始
見学休止期間
03月 ~ 04月
 
雪解けで放牧地がぬかるんでいるため
連絡予約
前日まで
見学方法
希望により案内あり
厩舎内への立ち入り
制限有
着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2004年04月04日 ダービー卿ChT G3 中山 1600
1 2004年09月12日 京成杯オータムH G3 中山 1600
1 2005年09月11日 京成杯オータムH G3 中山 1600
3 2003年05月11日 NHKマイルC G1 東京 1600
3 2002年10月12日 デイリー杯2歳S G2 京都 1600
3 2002年08月04日 函館2歳S G3 函館 1200
3 2005年10月02日 シリウスS G3 阪神 1400
1 2002年11月02日 百日草特別 500万下 中山 1800
1 2003年04月19日 ベンジャミンS オープン 中山 1800
1 2003年10月04日 ポートアイランドS オープン 阪神 1600
2 2002年07月20日 ラベンダー賞 オープン 函館 1200
2 2004年01月17日 ニューイヤーS オープン 中山 1600
3 2006年07月23日 関越S オープン 新潟 1800
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2002年 中央 7 2 1 3 1 41,845,000
2003年 中央 10 2 0 1 7 78,844,000
2004年 中央 8 2 1 0 5 96,596,000
2005年 中央 6 1 0 1 4 57,336,000
2006年 中央 5 0 0 1 4 12,545,000
2007年 中央 1 0 0 0 1 0
合計 中央 37 7 2 6 22 287,166,000

2020年9月 ~マイネルモルゲンとの再会~

パワフルな先行力を武器に、2004年、05年の京王杯オータムハンデを連覇したマイネルモルゲンは現役生活を引退後、5勝を記録した中山競馬場での乗馬生活を経て、2013年から「馬が自然界で暮らせる」北海道のホーストラストで余生を送っています。


札幌から車で約2時間。
日本海を見下ろす小高い丘に作られた大きい放牧地で、十数頭の仲間たちとのんびり過ごすことができる。
ここが、マイネルモルゲンにとっての安住の地です。


「今年で20歳になりますが、年齢の割には食欲が旺盛で、痩せることもなくとても元気です。」
と代表の酒井政明さん。
かつて、地方競馬で厩務員をされていた時に、現役生活を終えた競走馬たちが処分されるのを見て
「自分にも何かできないか」
と2009年に功労施設、乗馬クラブを立ち上げたそうです。


本場と分場あわせて約40頭が暮らすホーストラスト北海道。
どのようにして馬を分けているのかと聞けば
「馬同士の相性もありますが、どちらかと言えば分場は若くて、元気の良い馬が多いです。」と教えてくれました。
マイネルモルゲンの普段の健康状態が窺い知れる話でもありました。


ここは本場も、分場も基本的には24時間放牧。
と言っても、1日1回は馬体のチェックをし、放牧地のボロ拾いなどは欠かしません。
放牧地には急な天候の乱れなどにも対応できるように出入り自由の厩舎も用意されていますが、馬たちが利用することはほとんどないそうです。
日本海から吹き抜ける心地よい風を感じながら、馬たちは自由な生活を楽しんでいます。

「ここでの生活も、もう8年目になりますね。
来たばかりの頃は気の強い馬でしたが、今では周囲に溶け込んで、上手にやっています。」と現在の様子を教えてくれました。
今年は新型コロナの関係で見学を断っていた時期もあり、例年に比べると訪れる人の数は少ないそうですが、それでもトラストサポーターの方々や熱心なファンが足を運んでくれるそうです。
「普段は人懐っこく、人間に対して何か悪さをするということはありませんが、以前は馬同士になると気の強い面を見せることがありました。
それでも年齢を重ねるごとに周囲と仲良くなるなど、賢い馬だと思います。」


とはいえ、今でも、そういった性格が見え隠れしています。
与えられた飼い葉を一心不乱に食べ続けているかと思えば、隣の馬を威嚇したり、体を寄せて追い出そうとしてみたりするシーンもちらり。
かと思えば、自分がその群れから離れて違う飼い葉桶にむかうことも。
どうやら、ボス気質というよりもかなり自由気ままな性格のように見えます。


同じ放牧地には同じ年のスプリングドリュー(福島牝馬S)がいるほか、まだ8歳のセカンドテーブル(京王杯2歳S)も仲間入りをしていますが、さすが重賞3勝馬の存在感は十分といったところでしょうか。

「ここにいる馬たちは、基本的にはみんな仲が良いと思います。」
近いうちにはG1優勝馬ダノンシャンティが仲間に入るそうですが
「それも楽しみです。」
と酒井さん。

ただ、とくに種雄馬経験がある馬が仲間に入る場合は、慣れるまで注意深く見守る必要があるそうですが、自然豊かな環境が馬という動物の本能を呼び戻してくれるのではないかと思います。


「毎年、新しい馬が引退して引退名馬となる一方で、レースの記憶も薄れてくるとは思いますが、みんな元気で過ごしていますので、ご安心ください。」
とメッセージを預かりました。
今年は、コロナに振り回された1年となっていますが、たくさんのファンの方々が気軽に引退名馬に会いに行けるような日が1日も早く戻ってくることを祈りたいと思います。