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コウエイトライ

プロフィール

父: オペラハウス
母: ダンツビューティ
品種: サラブレッド
性別: 雌
毛色: 鹿毛
生年月日:2001年04月08日
母馬所有者: 伊東 政清
生産牧場: 伊東 政清
産地: 鹿児島県鹿屋市

重賞競走

'06 小倉サマージャンプ JG3

'06 阪神ジャンプS JG3

'06 東京オータムジャンプ JG3

'07 小倉サマージャンプ JG3

'07 阪神ジャンプS JG3

'08 阪神ジャンプS JG3

'10 新潟ジャンプS JG3

'10 阪神ジャンプS JG3

近況 2020年12月

元気に変わりなく過ごしています。
遊びに来てください。

所有者情報提供者:

MOVIE

繋養展示場所
〒899-6603 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3311~3
 
霧島愛馬会 霧島高原乗馬クラブ
TEL
0995-78-3455
展示時間
09時00分~17時00分
休憩時間
12時00分~13時00分
休日
月曜日(祝日の場合は翌日)
見学休止期間
年末年始
見学申込方法
連絡不要 直接訪問可
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
制限有
備考
・8月展示時間  9:00~18:00
・8月休憩時間  12:00~14:00
・見学前に事務所にお立ち寄りください

同じ繋養場所にいる引退名馬

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2006年07月22日 小倉サマージャンプ JG3 小倉 3390
1 2006年09月18日 阪神ジャンプS JG3 中京 3330
1 2006年10月14日 東京オータムジャンプ JG3 東京 3300
1 2007年07月21日 小倉サマージャンプ JG3 小倉 3390
1 2007年09月17日 阪神ジャンプS JG3 阪神 3140
1 2008年09月20日 阪神ジャンプS JG3 阪神 3140
1 2010年08月21日 新潟ジャンプS JG3 新潟 3250
1 2010年09月20日 阪神ジャンプS JG3 阪神 3140
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2003年 中央 1 0 0 0 1 700,000
2004年 中央 12 1 2 1 8 12,400,000
2005年 中央 9 0 0 1 8 3,000,000
2005年 中央(障害) 2 1 1 0 0 15,784,000
2005年 地方 1 0 0 1 0 500,000
2006年 中央(障害) 7 3 1 0 3 114,791,000
2007年 中央(障害) 8 4 3 0 1 150,547,000
2008年 中央(障害) 6 1 3 0 2 86,908,000
2010年 中央 1 0 0 0 1 0
2010年 中央(障害) 9 2 1 1 5 90,170,000
2011年 中央(障害) 2 0 0 0 2 3,000,000
合計 中央 23 1 2 2 18 16,100,000
合計 中央(障害) 34 11 9 1 13 461,200,000
合計 地方 1 0 0 1 0 500,000

2020年10月 ~コウエイトライとの再会~

 鹿児島空港から車で約30分。
 霧島高原乗馬クラブに、2006年の東京オータムジャンプなど障害重賞で8勝を記録したコウエイトライを訪ねました。
 「牧園」という地名だけに、どこか心が躍りだします。




 ここでは元競走馬のサラブレッドや中間種など30数頭が暮らしています。
 騎手としてダービーを2勝した元騎手の四位洋文調教師が、子供の頃にここで馬を学んだことでも有名です。




 コウエイトライは現役引退後、繁殖牝馬とはならずに、生まれ故郷に戻り、この場所へとやってきました。
 引退名馬として生活をスタートさせたのは2016年からです。




「今でもそうなんですが、とても気が強い馬です。もし、会いに来てくださる方はご注意ください。」と、笑いながら、馬を紹介してくれたのは、障害馬術の選手として数々の大会に優勝し、ここでインストラクターとして若手ライダーの育成にも情熱を傾ける村岡一孝さん。




「生産者兼馬主の方も地元の方ですし、そんな縁もあってここに来たのだと思います。自分自身も競馬に興味がないわけではないので、コウエイトライをお預かりさせていただくと聞いたときは嬉しかったですし、どんな馬なのだろうかと、楽しみにしていました。」と、話してくれました。


 

 今は、馬の体調や天候などに合わせて1日数時間の放牧のほか、運動不足にならないようにと、実際に人間がまたがって運動をすることもあるそうです。
「とても柔らかい反面、力強い動きをする馬です。瞬発力みたいなものも感じさせますし、さすがあれだけの活躍をした馬だなって、そう思います。」
 それだけに、プライドも人一倍だそうで、例えば飼い葉を与える順番ひとつ取っても、「自分が先」とアピールするそうです。
 いわゆる、ボス的な気性なのでしょう。




「こちらに移動してきたばかりの頃は、何かおもしろくないことがあって機嫌を損ねると、馬房を蹴ったり、壁にもたれたり。これだけの馬ですから、パワーも凄くて、厩舎が壊れるかと思いました。」と、笑います。
 写真や動画でどこまで伝わるかはわかりませんが、とにかく元気。
 村岡さんの言葉を借りれば「それでも、少し背中が落ちてきたかな。」と、言いますが、毛つやも良く、放牧中の運動量も豊富。
 何かを食べているとき以外は、常にアグレッシブに動きまわっています。




 性格を尋ねると「あまりほかの馬と一緒にいることが好きではないみたいです。なので、今は放牧するときは1頭です。その方が馬もリラックスできるみたいで、のんびりと過ごしています。干渉されるのが、あまり好きではないのでしょうね。」とのこと。




 人気は全国区。この馬を訪ねに多くのファンが足を運ぶそうです。
「本当に長い間頑張ってきた馬ですから、ファンも多いのだと思います。そういう方々の中には、厩舎の前で2、3時間、馬との時間を楽しんでおられるかたもいらっしゃいます。」とのこと。
 空港にも近く、観光地にある乗馬クラブですから、もちろん馬に乗ることもできます。
「気軽に会いに来てくれたら、自分たちも嬉しいです。ただ、気が強い面があるので、見学の際はご注意ください。」と、おっしゃっていました。