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スズカフェニックス

プロフィール

父: サンデーサイレンス
母: ローズオブスズカ
品種: サラブレッド
性別: 雄(セン)
毛色: 栗毛
生年月日:2002年03月29日
母馬所有者: 永井 啓弐
生産牧場: 稲原牧場
産地: 北海道沙流郡平取町

重賞競走

'07 高松宮記念 G1

'07 阪神C Jpn2

'07 東京新聞杯 G3

近況 2019年11月

変わりなく元気でいます。

所有者情報提供者:

MOVIE

繋養展示場所
〒057-0171 北海道浦河郡浦河町西舎141~40
 
うらかわ優駿ビレッジ「AERU」
TEL
0146-28-2111
HP・SNS等
うらかわ優駿ビレッジ「AERU」
展示時間
07時30分~16時00分
見学申込方法
連絡不要 直接訪問可
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
備考
直接訪問可能ですが、目的の馬が展示されていないこともあるので直接連絡にて確認してください。
着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2007年03月25日 高松宮記念 G1 中京 1200
1 2007年12月16日 阪神C Jpn2 阪神 1400
1 2007年01月27日 東京新聞杯 G3 東京 1600
2 2008年03月02日 阪急杯 G3 阪神 1400
3 2007年11月18日 マイルChS G1 京都 1600
3 2008年03月30日 高松宮記念 G1 中京 1200
3 2008年05月17日 京王杯スプリングC G2 東京 1400
3 2006年10月21日 富士S G3 東京 1600
3 2007年02月25日 阪急杯 G3 阪神 1400
4 2008年10月05日 スプリンターズS G1 中山 1200
5 2007年06月03日 安田記念 G1 東京 1600
5 2008年06月08日 安田記念 G1 東京 1600
1 2005年07月10日 陸奥湾特別 500万下 函館 2000
1 2006年06月17日 洛南特別 500万下 京都 1600
1 2006年07月29日 HTB杯 1000万下 函館 2000
1 2006年10月07日 大原S 1600万下 京都 1800
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2004年 中央 1 0 0 0 1 0
2005年 中央 4 2 1 1 0 21,396,000
2006年 中央 8 3 1 3 1 75,424,000
2007年 中央 8 3 0 2 3 261,940,000
2008年 中央 8 0 1 2 5 88,918,000
合計 中央 29 8 3 8 10 447,678,000

2021年3月 ~スズカフェニックスとの再会~

「馬と自然とふれあえるやすらぎの里」

と銘打たれた北海道浦河町の「うらかわ優駿ビレッジAERU」。

ここは、そのキャッチコピーどおりに馬と浦河の自然を満喫できるような総合リゾート施設です。

広大な敷地の中には、ホテルやレストラン、公園もあり、観光シーズンともなれば多くの人でにぎわいます。

引退名馬の繋養施設は、初心者から上級者までが利用できる本格的な乗馬施設の隣にあり、幅広い方たちが馬との触れ合いを楽しむことができます。



2007年の高松宮記念を勝ったスズカフェニックスは、現役生活を引退後、8年間の種雄馬生活を経て、2016年14歳のときにここAERUへと移動してきました。

「去勢手術を施されて、その傷がまだ完全に癒えきっていないうちに移動してきましたので、最初のころは環境の変化にイラついていたようですが、すぐに慣れてくれました。」

と当時のことを話してくれたのは太田篤志マネージャーです。

「私自身も競馬が好きでしたから、サンデーサイレンス直仔のGⅠ勝ち馬、それも種雄馬経験馬を扱うことになったときは少し身構えましたが、最初から手を煩わされることはなかったです。
ちょっと人懐っこいというか、寂しがり屋のところがあって、かまって欲しいときはクビを振っておねだりをするような、そんなかわいいところがありますし、これまで大きなケガや病気とは無縁な健康な馬です。」

と目を細めています。



AERUの仲間になったばかりの頃は、気性の穏やかな元乗用馬がパートナーだったそうですが、昨年の春頃から、4歳年上のタイムパラドックスと一緒の放牧地で過ごすようになりました。

「1頭になって、精神的に不安定になった時期もあるのですが、タイムパラドックスと一緒に放すことで落ち着きを取り戻ることができました。

今では、お互いになくてはならないような、そんな間柄だと思います。」

よく見ていると、ここでは先輩のスズカフェニックスが年長のタイムパラドックスを立てているのが良く分かります。

与えられた乾草を食べるのも、水を飲むのも、そして移動するのも全部タイムパラドックスが先で、スズカフェニックスはそのあとをくっついて歩き回るのです。

その様子は、まるで童謡の

「お馬のおやこ」

そのままで、微笑ましい限りです。

唯一の違い、と言うわけではないのでしょうがスズカフェニックスはとても砂遊びが大好きです。

この日、せっかく綺麗にしてもらったのに、放牧地でゴロンと寝転んではスタッフを落胆させていました。

それでも

「スズカフェニックスらしいから」

とたっぷりの愛情に包まれながら安定した日々を過ごしています。


太田マネージャーは

「今は、まだ自由に移動できないような日々が続いていますが、スズカフェニックスは人間が大好きなんです。
コロナが落ち着いたら、ぜひ会いに来てください。」

と、みなさまの来場を心待ちにしているようです。