名馬.jp

事業報告

2023年度

(令和5年度 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル事業報告書から抜粋)

Ⅲ 引退競走馬に関する事項(公益目的事業3)

一般市民に引退競走馬と触れあう機会を提供し、馬の魅力を伝えるとともに、豊かな人間性の涵養と競馬に対する国民の信頼確保に寄与することを目的とし、引退競走馬の繋養展示活動への助成および情報提供などの事業を実施した。
1 引退競走馬の繋養展示活動への助成事業
(1) 繋養展示活動への助成
競走、繁殖、乗馬などの経済活動を終えた高齢の引退競走馬のうち、競走馬として活躍し、競馬の発展に貢献した名馬を繋養展示する所有者に対し、対象馬の飼養費などに係る経費の一部を助成した。
助成対象馬の頭数は、年度当初192頭(継続182頭、新規10頭)で、後期に新規8頭が加わったものの、年度途中に死亡などにより14頭減少した結果、年度末は186頭であった。また、20歳、25歳、30歳及び35歳を迎えた助成対象馬31頭に対し、特別助成金を交付した。
なお、実馬確認のため68箇所の繫養場所を訪れ、18頭の新規資格審査、106頭の調査を行った。
区分 助成対象馬の頭数
令和5年度 令和4年度
前期 後期 前期 後期
中央競馬重賞競走勝馬 継続 161 160 153 161
新規 9 7 18 12
170 167 171 173
地方競馬ダートグレード競走勝馬 継続 21 21 21 22
新規 1 1 2 2
22 22 23 24
192 189 194 197
前期は1月1日付け、後期は7月1日付けの頭数
(2) 馬名プレートの提供
繋養展示する施設を訪問した一般市民に対し、助成対象馬の情報を分かりやすく伝えるため、展示施設に馬名、血統、毛色、競走成績などを表記したプレートを提供した。
2 引退競走馬の情報提供事業
引退競走馬の近況や繋養展示場所などの情報を、ホームページやパンフレットにより広く一般に提供した。


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