アルコセニョーラ

アルコセニョーラ メイン画像1 (C)JRA

重賞競走

  • '08 新潟記念 G3
  • '07 福島記念 Jpn3

プロフィール

  • 父: ステイゴールド
  • 母: サイレーン
  • 品種: サラブレッド
  • 性別: 雌
  • 毛色: 黒鹿毛
  • 生年月日:2004年03月17日
  • 母馬所有者: 畠山牧場
  • 生産牧場: 畠山牧場
  • 産地: 北海道静内郡静内町
アルコセニョーラ メイン画像2 (C)JAIRS

Catch up with Your Old Heroes 今、あの馬はどうしてる?

北海道日高郡新ひだか町の畠山牧場で功労馬として繋養を始めました。

情報提供者:JAIRS

Location & Conditions for Visitors 繋養者・見学条件

(C)JAIRS 撮影日 2025年12月3日
繋養場所
〒056-0142 北海道日高郡新ひだか町静内農屋44
 
畠山牧場
TEL
090-8274-3352
 
0146-46-2600
展示時間
10時30分~15時00分
休憩時間
11時30分~14時00分
見学休止期間
01月01日 ~ 06月30日
 
繁殖シーズンのため
連絡予約
前日まで
見学方法
自由見学
厩舎内への立ち入り
不可
備考
馬の見学場所については、電話での見学申込時に確認してください。

Pedigree 血統表

Race Record 競走成績

着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2008年08月31日 新潟記念 G3 新潟 2000
1 2007年11月10日 福島記念 Jpn3 福島 2000
2 2009年04月25日 福島牝馬S G3 福島 1800
2 2009年07月12日 七夕賞 G3 福島 2000
2 2010年07月11日 七夕賞 G3 福島 2000
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2006年 中央 6 1 1 1 3 9,100,000
2007年 中央 12 3 2 0 7 88,350,000
2008年 中央 9 1 0 0 8 47,244,000
2009年 中央 11 0 2 0 9 37,642,000
2009年 地方 1 0 0 0 1 0
2010年 中央 8 0 1 0 7 22,874,000
2011年 中央 4 0 0 0 4 0
合計 中央 50 5 6 1 38 205,210,000
合計 地方 1 0 0 0 1 0

Stories コラム

2026年8月 ~アルコセニョーラとの再会~

 室蘭市から苫小牧市を経て、浦河町へと伸びる国道235号線。馬産地日高の大動脈とも言われるこの国道は、250km以上にもわたって海岸線を走り続ける爽快なルートです。かつて、国道とほぼ平行して走っていた日高本線の鵡川、様似間は2021年にその役割を終えましたが、旧静内駅舎は、新ひだか町観光情報センター「ぽっぽ」として、今も観光や交通、イベントなど最新の情報を発信し、訪れる人たちを楽しませています。 
 その旧駅舎から、車で20分少々の距離にある新ひだか町農屋の畠山牧場には、2008年の新潟記念、そして07年の福島記念を勝ったアルコセニョーラが功労馬として生活をしています。
 「2つも重賞タイトルを取ってくれて、そして繁殖雌馬としてもたくさんの子供を産んでくれました。牧場にとっての誇りです」と紹介してくれたのは、同牧場の畠山史人代表。アルコセニョーラを生産した畠山牧場の三代目当主です。
 「昨年(2025年)2月にゴールドドリームの雌馬を産んでくれたのを最後に、繁殖雌馬としての生活にピリオドを打ちました。まだまだ健康で種付けしようと思えば出来たと思いますが、当時21歳。いくら見た目が若くても、実際の年齢が年齢でしたから。十分役割は果たしてくれたと思いますし、あとはゆっくりと余生を送ってほしいと思っています。馬自身、年齢は重ねましたが、悠々自適の生活を始めてから、むしろ元気になったような気がします」と優しいまなざしを向けられています。
 現在は、朝の6時頃から夕方3時くらいまでが放牧時間。空胎馬2頭と同じ放牧地で過ごしています。
 「若い時から動くことが好きな馬でしたので、今も放牧地での運動量は多い方だと思います」と、紹介してくれました。寝ころぶことが大好きで、放牧するとすぐにゴロン。そして、すぐにまたゴロン。そのため、この日は撮影隊が到着するのを待ってから、放牧してもらったのですが、虻が多く、それどころではなかったようです。馬には申し訳ない話なのですが、虻を追い払うように尻尾をぐるぐると回転させるその素振りは、かつて尻尾を振り回しながら追い込んだ現役時代を彷彿させるもので、どこか懐かしさを感じさせてくれました。短い時間で撮影を終わらせ、そして馬を馬房に避難させました。 
 「若い頃は気の強いところがありましたが、年齢を重ねる毎に落ち着いて、今は若い馬たちに守られているような関係です。以前、アルコセニョーラと、その娘2頭が同じ放牧地ということもあったのですが、娘2頭に守られているようで微笑ましい光景でした」と畠山さんが懐かしみます。
 アルコセニョーラの母サイレーンも畠山牧場の生産馬です。「サイレーンは、父(先代の重博さん)が導入した英国産ジョイデソアーの仔で、JRA3勝馬。繁殖雌馬としても期待の大きな馬でした」と畠山代表。畠山牧場が、最初に選んだ配合相手は、供用2年シーズンを迎えたステイゴールドでした。
 「今から思えば、牧場時代のアルコセニョーラはステイゴールドの雌馬らしいサイズだったのですが、当時はステイゴールド産駒がデビュー前。サマーセールとトレーニングセールに上場させましたが、なかなか評価してもらえませんでした」と、当時を思い出しながら頭をかきます。「結果的には、懇意にしていただいた馬主さんの所有馬として走ることになるのですが、重賞2勝。私たちを助けてくれた馬主さんに、馬が恩返しをしてくれました。思い出深いです」と感慨深げに話してくれました。
 現役引退後、牧場に戻ったアルコセニョーラはデビュー前の1歳馬含め、12頭の産駒に恵まれました。「アルコセニョーラ自身が小柄だったので、比較的馬格のある馬を選んで配合しましたが、とにかく雌馬が多かった(雄3,雌9)です。どちらかと言えば、配合種雄馬と似たタイプの仔を出す傾向にありましたし、子育ても一生懸命やってくれました。何よりも、たくさんの子供を残してくれました。良いお母さんだったと思います」。残念ながら、現在まで自身を超えるような産駒には恵まれていませんが「これからデビューする産駒もいますので、期待しています」と夢を広げ、「当牧場以外にも後継繁殖雌馬がたくさんいます。それらの仔、孫たちの活躍も楽しみにしています」と夢を広げています。
 「昨年12月から新生活をスタートさせましたが、繁殖シーズン中は見学をご遠慮いただいておりました。当牧場は引退馬専門牧場ではないので、すべての方にご満足いただけるような対応が出来ないケースもあろうかと思いますが、これまで同様にスタッフ一同、アルコセニョーラらしい余生を送らせてあげたいと考えております。暖かく見守っていただければ嬉しいです」と、全力サポートの意気込みを示してくれました。