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ダイタクバートラム

プロフィール

父: ダンスインザダーク
母: スプリングネヴァー
品種: サラブレッド
性別: 雄(セン)
毛色: 鹿毛
生年月日:1998年04月02日
母馬所有者: 中村 和子
生産牧場: 雅 牧場
産地: 北海道沙流郡平取町

重賞競走

'03 阪神大賞典 G2

'04 ステイヤーズS G2

'04 北九州記念 G3

近況 2022年5月

友達も多く、変わらず元気に過ごしております。

繋養者情報提供者:

MOVIE

繋養展示場所
〒045-0024 北海道岩内郡岩内町野束463~1
 
ホーストラスト北海道
TEL
0135-62-3686
HP・SNS等
ホーストラスト北海道
展示時間
13時30分~15時00分
休日
お盆・年末年始
見学休止期間
03月 ~ 04月
 
雪解けで放牧地がぬかるんでいるため
連絡予約
前日まで
見学方法
希望により案内あり
厩舎内への立ち入り
制限有
備考
スタッフの案内に従ってマナーを守って見学お願いします
着順 日付 レース名 競馬場 芝ダ 距離
1 2003年03月23日 阪神大賞典 G2 阪神 3000
1 2004年12月04日 ステイヤーズS G2 中山 3600
1 2004年07月18日 北九州記念 G3 小倉 1800
2 2002年11月30日 ステイヤーズS G2 中山 3600
3 2003年05月04日 天皇賞(春) G1 京都 3200
3 2001年03月24日 毎日杯 G3 阪神 2000
3 2002年02月03日 小倉大賞典 G3 小倉 1800
3 2003年02月16日 ダイヤモンドS G3 中山 3200
4 2004年12月26日 有馬記念 G1 中山 2500
1 2002年03月24日 但馬S 1600万下 阪神 2000
1 2003年01月11日 万葉S オープン 京都 3000
2 2001年04月14日 若草S オープン 阪神 2200
主催者 レース回数 1着 2着 3着 着外 賞金
2001年 中央 10 3 3 2 2 52,611,000
2002年 中央 11 1 3 3 4 86,160,000
2003年 中央 5 2 0 2 1 133,976,000
2004年 中央 8 2 0 0 6 152,949,000
2005年 中央 2 0 0 0 2 0
合計 中央 36 8 6 7 15 425,696,000

2018年11月 ~ダイタクバートラムとの再会~

8月にヤマニンキングリーに会いに訪れたホーストラスト北海道は、その装いを一変させていました。


札幌から車で2時間弱。
積丹半島の西側に位置するこの場所は、北海道のなかで比較的温暖な地域であり、冬期の降雪量もさほど多くありません。
しかし、前日夜、この場所に近い観測地点に降った雪は、気象庁の発表によれば積雪42㌢。
緑豊かな自然環境は、一面が白く覆われました。


「今年は、全国的なニュースになったように、北海道の初雪が遅く例年に比べると暖かいと思います。
毎年、季節始めに降る雪は、湿り気が多いですが、今回の雪もそうですね。
この雪は、根雪にはならずに1度溶けると思います。」


と代表の酒井政明さんが説明してくれました。


2003年の阪神大賞典、2004年のステイヤーズSなど重賞3勝をあげ、天皇賞・春3着、有馬記念4着などG1級の活躍をし、現在は20歳になったダイタクバートラムは、現役引退後5年間の種雄馬生活を経て、2012年からここで引退名馬として多くの仲間たちと一緒にゆったりとした余生を送っています。


「去勢されているとはいえ、種雄馬経験馬ですから、やはり移動してきたばかりの頃は気性の激しい馬でした。
環境が変わったことも影響していたのかもしれません。
今では、落ち着いて、穏やかですよ。
たまに威張ることはありますが、無駄なことには威張らない。
そのあたりは賢い馬なんだと思います。」


と言います。
 

ホーストラスト北海道は、基本的には24時間放牧。
それは冬も変わりませんが、ダイタクバートラムがいる放牧地には出入りが自由な厩舎が備えてあり、馬たちは雪が激しくなると自主的に避難をします。


「飼いつけのときなどに馬体をチェックして、おかしなところがあれば舎飼いをします。
馬は比較的寒さに強い動物とはいえ、ここにいる馬たちは高齢の馬が多いので急激な気温の変化に体調を崩す馬が多いので、これからの季節は要注意です。」


ダイタクバートラムを含む、すべての馬に愛情を注いでいます。


ダイタクバートラムに関しては


「ひと言で言うなら、食欲が旺盛な馬です。
放牧されている間は、いっつも食べているイメージです。
年齢のわりには内臓が丈夫なのでしょうね。
食べたものが、身になるタイプで馬体はふっくらと元気そうです。
ただ、せん痛を起こしやすいタイプなので、そのあたりは特に注意しています。」


なお、9月6日未明に北海道を襲った北海道胆振東部地震の際は


「多くの方からご心配いただきました。
幸い、この地区はすぐに電気が復旧し、馬たちに影響はほとんどありませんでした。
この場を借りてご報告させていただきます。」


とのこと。
その際も体調を崩すような馬はいなかったそうです。


「ダイタクバートラムも含めて、今、ここに居る馬たちは元気に過ごしています。
しかし、元気とはいえ高齢馬が多いのも事実。
この地域はなかなか足を運ぶ機会もないと思いますが、元気な馬たちに会いに来てください。」


と酒井さんは呼びかけています。